カナダLondonHealthSciencesCentreのLauraOlejnik氏らは、小児の急性疼痛管理に利用できる薬物療法の有効性と安全性を比較したところ、非ステロイド抗炎症薬（NSAIDs）が第1選択薬に適していると報告した。結果は2025年2月3日のJAMAPediatrics誌電子版に掲載された。

本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。2月17～23日に最もツイート数が多かったのは、NEJM誌の論文「CatheterAblationorAntiarrhythmicDrugsforVentricularTachycardia」（心室頻拍に ...

日本臨床腫瘍薬学会（JASPO）は2025年2月27日、高額療養費制度の患者の自己負担限度額引き上げに関する議論に対して、国会での慎重な審議を要望する声明を発表した。高額療養費制度に関しては、患者団体だけでなく、医学会から次々と声明が発表されている。

2025年2月、厚生労働省は「エコーウイルス11型感染症の実態把握について」という事務連絡を出し、感染症法に基づく積極的疫学調査への協力や医師による届け出を呼びかけた。これは、日本で2024年夏以降、エコーウイルス11型による新生児の重症肝炎や死亡例が報告され、発生状況の把握が必要と判断した ...

米国Michigan大学のWeiSanLoh氏らは、米国消化器内視鏡外科学会（SAGES）のX（旧Twitter）をフォローしている医師らの書き込みを元にロボット支援手術に対する見解を分析したところ、全体として肯定的な見方が示されていたものの、関連企業から受け取った金額が高額の医師は、その後に肯定的で主観的な ...

腰椎椎間板ヘルニアで治療中の患者さんが交通事故に遭い、症状が悪化してしまった……。日常診療でよく見かけるパターンの1つではないでしょうか。せっかく症状が良くなってきていたのに、交通事故で治療が振り出しに戻ると、患者さんだけではなく主治医もがっかりですね。私も同じような経験がありま ...

日本医療研究開発機構（AMED）は、医学系学会や経済産業省と連携して、デジタルヘルスケアサービスを活用した予防・健康づくりの非薬物的介入手法をまとめた「指針」の策定を進めている。高血圧や糖尿病、慢性腎臓病などの10疾患領域が対象で、そのうち1次予防に関する7疾患の指針は、2024年度中に発表 ...

全国自治体病院協議会の会長の望月泉氏は、2024年度診療報酬改定において医師の働き方改革の一環として行われた集中治療室（ICU）の診療に対する評価の見直しについて、2025年2月13日の定例会見で見解を述べた。2024年度改定では、2024年からの罰則付き医師の残業時間の上限規制への対応について実効性… ...

2025年1月下旬、HIVに関する論文を書いているとき、米疾病対策センター（CDC）のウェブサイトを参照しようとして絶句した。なぜか関連ページの大半が閲覧できなくなっていたのだ。イヤな予感がした。そして、その予感は的中した。トランプ新政権の発足後、CDCのサイトから多数のページが削除され、書き… ...

「第110回の難易度は109回よりもやや難化し、106回、107回に近い傾向だった。しかし、全体として正答率が60％の問題は前年に比べて増加している」――。2025年２月22日、23日に行われた 第110回薬剤師国家試験 について、学校法人医学アカデミー薬学ゼミナール（薬ゼミ）学長の木暮喜久子氏は、編集部の取材にこう総評した。

英国Glasgow大学のPeterHanlon氏らは、2型糖尿病患者の年齢と性別によって、治療に用いる血糖降下薬の有効性に違いがあるかを調べたところ、主要心血管イベント（MACEs）を減らす効果は、SGLT2阻害薬は高齢患者の方が大きく、GLP-1受 ...

皆さん、こんにちは。様々な理由で患者に在宅医療をお勧めする場面がありますよね。そのとき、患者や家族から難色を示されたことはありませんか？先日、私は外来で田中さん（72歳男性）と今後について話し合いました。田中さんは肺癌に対する積極的な抗癌薬治療を終え、緩和ケア外来に通院しています。… ...